洗浄機から排水される汚水の熱を利用して洗浄機への供給水をお湯にします。
洗浄機は常時約20㍑の洗浄水(約60℃~80℃)が汚水として排出されます。排出された汚水を補うため同量の新水(常温)を供給します。
この供給された常温の水は60℃~80℃まで昇温する必要があります。この時に蒸気や電気ヒータなどの熱エネルギーを利用します。
排熱回収装置では汚水と新水の熱交換を行い新水をお湯にして洗浄機へ供給します。そのため昇温させるための熱エネルギーを削減できます。
キョウドウ製排熱拐取装置は従来の機種下部に収納ができるため、スペースをとりません。
洗浄室は高温多湿となりがちで、作業環境がよく無いことが多々あります。その一つの要因として汚水から排出される湯気があげられます。
この汚水の温度が排熱回収装置を介すると下がるため(約20℃~30℃)洗浄室へ湯気を放出しなくなり、湿度の上昇を抑制します。
熱エネルギーを削減することで蒸気の燃料費や電気ヒーターの消費電力を削減します。そのため、CO2の削減にもなります。
検証内容
1日8時間稼働
年間312日稼働
※洗浄温度80℃、供給水温8℃すすぎ水量15㍑と仮定した場合
熱交換無し
※ サムスン製蒸気ボイラーEB-150Nを使用した場合
熱交換あり、すすぎ供給水温60℃
※無負荷の場合の試算になります。